生き証人

今日は敬老の日。

時代の‘生き証人’と言えるような方々に、
毎日のようにお会いする。

昨日うかがったお宅の、90歳になられるおばあさん。

「私は、朝鮮から引きあげてきたんだよ。
戦争が終わったというのにロシアが攻めてきたってんで、みんなで逃げてね。
夜、真っ暗な中でロープをにぎってみんな一列になって進んでね。
明りをつけると狙われちゃうし、かと言ってホントの真っ暗だからばらばらにならないように
ロープを頼りに進むんだね。

もうここで置いていってくれって泣き出す人とその家族とか、
子どもはもう連れて行けないから、売るとかね。
女の子は3千円、男の子は2千円だったよ。男の子の方が安いんだよ。
いろんなものを見たね。

私は生まれ育ったのがあっちだから、戦後でも人に聞かれたくない話なんかは
朝鮮語で話したりもしてたねぇ」

話の前後関係や数字などは、曖昧なところもある。

けれど、自分のばあちゃん世代には、
こんなすさまじい経験をされた方が結構おられることに、あらためて衝撃を受ける。

教科書には乗っていない、ほんの何十年か前の、厳しすぎる体験談。
淡々と話される、その人に圧倒される。

毎日一緒にいると、またその話か、となりがち。
せめて月1回お会いする時は、いろんなお話を聞かせてもらえたらと思う。
by 1000nog | 2012-09-17 09:38 | ☆若さんの右往左往
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