お盆の出会い

今までに経験のないほどの猛暑が続く中、今年のお盆も終わりました。

7月からの境内墓地移転改修工事でいつものようなお墓参りはできません。

工事開始に当たり、お墓の中から、ご遺骨を、各家ごとに壺に移しかえ、

本堂余間に安置していますので、お墓詣りの方には、本堂に上がって、

手を合わせていただくようにご案内しました。

当家の方はご承知でも、親戚や知人の中には、全く工事のことをご存じ

なく、いつものように来てみたら、「あれ!お墓がない!」と

びっくりされた方もありました。

でも、そのおかげと言うと変ですが、初めて本堂へ上がったという方や、

ゆっくり見たのは初めてだけど、歴史を感じる、欄間の彫り物が素晴らしい!

など、嬉しい言葉が聞けました。

自分は分家して、お墓も別にあるけれど、2~3代前のお祖父さんのお墓が、

ここにあって、母から、忘れず大切にするようにと言われているので、

必ずお参りに来ますと、一家揃ってみえたかたもありました。

また、お盆も終わりに近い日の昼近く、若い男性3人が、

「本堂にお参りさせてください」と訪ねてみえました。

Tシャツに、膝丈パンツの夏休みスタイルで、帰省しているどこかの

お孫さんたちかな、と本堂に案内しました。

3人とも、とても丁寧に合掌し、お参りされているので「どちらの?」と

たずねると、「○○君のお参りです。」と、若くして亡くなった同級生の

名前を、口にされました。

8年前に亡くなった○○君のことを忘れず、毎年お盆には、

お墓と、自宅のお仏壇にお参りされるとのこと。

亡き人をご縁として、といいますが、

まさにこの若者たちを、本堂の阿弥陀様の前に導いてくれたのは

亡き○○君だったのです。

いつもとちがう、沢山の出会いを頂けた、有難い今年のお盆でした。
by 1000nog | 2013-08-19 15:27 | ☆お庫裏さんのひとりごと
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