カテゴリ:☆お庫裏さんのひとりごと( 15 )

戦後70年

e0293217_1793111.jpg



今年は、戦後70年の節目にあたり、新聞、テレビ、出版物、映画と、
様々な形で考える機会がいつもの年より多いようです。

でも、毎年思うのは、8月15日を境に、パタッとそういう番組や情報が 
なくなること。これではまるで、季節の風物詩みたいで、違和感が
あります。

戦争の歴史について思い出し、考える縁(よすが)としての、記念日は
とても大事ですが、71年目も72年目も、そして1年を通じて、心の片隅
で忘れないでいることも、大切ではないでしょうか。

戦争の時代から今まで、ずっと途切れることのない時間と命の繋がり
の上に、今の時代があり、今の私たちがいるのだから。
by 1000nog | 2015-08-17 17:15 | ☆お庫裏さんのひとりごと

コール・デ・ナーモ20周年記念コンサート

 4月7日 北方町きらりホールで
 岐阜教区寺族女性コーラス コール・デ・ナーモ
                 20周年記念コンサートをひらきました

e0293217_11275684.jpg


歌が好き、歌う場所がほしい、仏教讃歌を皆で歌いたい
そんな仲間が集まって始まったナーモ

大阪から岐阜の寺に来て、ほとんど友人もいなかった私にとって
学生時代に歌った仏教讃歌、そしてコーラスと再会できたのは大きな
支えでした。

それからいつの間にか20数年が過ぎました。
一生の出会いがありました。無常の別れもありました。

そして、今回家族の理解や、ご指導の先生はじめとする多くの皆さんの
おかげで20周年記念コンサートを開くことができたのです。

しかし長い年月の間に、新しいメンバーを迎えつつも、皆順調に歳を
重ね、本番にこぎつけるまでには、多くのハードルがありました。

短いながらも、4つのステージを、ナーモだけで歌い切れるのか?
しかも、仏教讃歌は、すべて暗譜!

構成、予算、衣装、各方面への支援のお願い、チケットの配布等々
の相談

練習日数も、普段のような悠長なことでは、とても間に合わない!
各自、お寺で責任のある立場にあり、老親の介護や、孫の世話もあり
その中から、時間をどう捻出するか?

今年に入り、コンサートまでカウントダウンという頃になっても、
中々思うように仕上がらず、音は下がる、息は続かない、
音程あやしいと、もう頭を抱えたくなる状況で
  「どうしてこんな無謀なことをやろうと決めたのか!」
とさえ思いました。

先生は、こんな我々に根気よく指導してくださり、ご和讃の「本願力」を
もじって「ナーモの本番力に期待します」と励ましてくださいました。

結果は・・・・・・・・
でも
「練習の時にはなかった、何かを伝えたいという気持ちが感じられた」
というのが、先生の感想でした。

聴きに来てくださった方達からも、嬉しい言葉をもらいました。
もちろん、悔いのない演奏とは、決して言えませんが、今は
コンサートができてよかった、と思っています。


3週間が過ぎた今、皆で一生懸命目標に向けて頑張ったこと、
あのしんどかった練習の時間をなつかしくさえ感じています。

                          合掌
by 1000nog | 2015-04-27 13:32 | ☆お庫裏さんのひとりごと

7月9日岐阜空襲の日に 平和の鐘と絵本を 

 1945(昭和20)年、日本が世界の多くの国々と戦っていた太平洋

戦争の末期、アメリカ軍の度重なる、激しい空襲を受け、東京、名古屋

、大阪等の主要都市はもとより、地方の都市も焦土と化しました。

非戦闘員の女性、お年寄り、子供たちが死んで行き、運よく助かっても

家も食べ物もなく、病院も薬も乏しく、子供たちは、護ってくれる親を亡

くして、今の我々には想像を絶する、悲惨な状況だったようです。


岐阜市では、7月9日夜半から10日未明の空襲で、市街地は火の海と

なり、900名近い方たちが命を落としました。

毎年岐阜市では、この日に市内の寺院や教会で鐘を撞き、不戦平和の

思いを確かめる機会としています。

空襲から、そして世界中で沢山の血が流され、大切な人たちの命と引き

換えに終わった第二次世界大戦(太平洋戦争)から69年目の今年も、

専応寺では、どなたでも鐘を撞いていただけます。

また今年は、私が長年集めている絵本の中から、戦争や平和、命に

ついて考えるものを展示して、見ていただきたいと思います。


戦争を体験した世代が少なくなり、平和を守るためとか、国を、そして

愛する人を護るという、観念的な美しい言葉が、よく聞こえてきますが

戦争の現実がどんなものなのかを、頭ではなく、人間の五感で想像して

みる必要があるのではないでしょうか。

絵本には、そんな力があります。
by 1000nog | 2014-07-02 22:35 | ☆お庫裏さんのひとりごと

介護施設へ初めての訪問

  今年の冬は、雪を見ずに終わるのかなと思っていたら、なんと
   
  
  立春をすぎて、思わぬ銀世界となりました。

  そんな雪と寒さ厳しい、2月8日(土)、同じ長良にある介護施設へ、

コール・ディーバがお邪魔して、利用者の皆さんと、交流させて

いただきました。

  事の発端は、昨年坊守の研修会で、見学に伺った時、たまたま

  ご門徒のおばあさんに出会ったこと。家が近く、よく利用されている

  とのことで、私が何気なく、「一度、お寺のコーラスを、皆さんに聞いて

  貰えたらいいね。」と話しかけたら、「ぜひ、ぜひ、来てちょうだい!」

  と、大乗り気。

  ディーバのみんなにも、賛成してもらえたので、今回実現しました。
e0293217_10491298.jpg

  今までに歌った中から一般曲と、仏教讃歌2曲ずつ、そして一緒に

  歌ってもらえる童謡と、昔話の紙芝居もいれて。
e0293217_10401665.jpg

 
 利用者の皆さんも、知っている歌は、手で拍子をとったり、

  口ずさんだりして、喜んでいただけたようです。
e0293217_10415648.jpg

  紙芝居は、コーラスのメンバーや、住職にも、声の出演を割り当て

  ましたが、結構、こっちが楽しんでしまいました。

  おかげで、外の寒さも忘れ、体も、心も、ぽかぽかになりました。

  後日、沢山の写真と一緒に、職員の方から嬉しい感想を

  いただきました。

  それは、仏教讃歌が、とても印象深かかったというもの。

  多分、初めて耳にされる曲ばかりだったと思いますが、

  心に響くものがあったことを、嬉しく思うと同時に、これからも

  仏教讃歌の心を大切に練習していこう!と、あらためて思いました。
 
e0293217_10383051.jpg
 
by 1000nog | 2014-02-16 20:13 | ☆お庫裏さんのひとりごと

ピカピカ作戦

「本堂の外縁を、ぬかで磨きたい!」という、坊守の唐突な提案に、
コール・ディーバの皆さんが快く賛同してくださいました。

ぬかも、それを入れる手縫いの袋も、てきぱきと準備。

14日の練習日、いつもより1時間早く、役員の方たちが集まり、手際
よく、ぬかを袋詰め。他のメンバーも、30分前にはそろって、作戦開始!

・・・・この外縁は、2009年の本堂耐震工事の時に、新しくなったもの。
 その時、表面に保護の塗料は塗ってもらいましたが、なんと言っても
 雨や雪が降り込むところです。
 行事の前は、水拭きをしていただきますが、普段は、モップ掛けのみ。
 部分的に落ちないシミのようなよごれもあったのでずっと
 気になっていたのです・・・・

やっぱり大勢の力はすごい!
e0293217_11112587.jpg

ワックスのようなピカピカさではないけれど、ただ拭き掃除しただけ
ではでない、柔らかで控えめなつやが、見られました。
e0293217_11122355.jpg

化学製品の即効性ではなく、繰り返し繰り返し拭きこむことで、
ぬかの脂分が染み込んで味わいが出てくるのかもしれません。
お米を食べる日本人ならではの、ぬかを利用する、昔人の知恵、
あらためて感心しました。
e0293217_11132094.jpg

今日(14日)は、最高気温が8度と、とても寒い日になりましたが、
皆さん万全の防寒対策での参加でした。

お疲れ様、ありがとうございました。

そして、掃除のあとは、しっかりコーラスの練習。
来年2月には、初めて、介護施設への訪問も決まっています。

ディーバのみなさん、ことし一年お世話になりました。
来年も、一緒に楽しく歌いましょう!よろしく、お願いします。
by 1000nog | 2013-12-14 23:05 | ☆お庫裏さんのひとりごと

お盆の出会い

今までに経験のないほどの猛暑が続く中、今年のお盆も終わりました。

7月からの境内墓地移転改修工事でいつものようなお墓参りはできません。

工事開始に当たり、お墓の中から、ご遺骨を、各家ごとに壺に移しかえ、

本堂余間に安置していますので、お墓詣りの方には、本堂に上がって、

手を合わせていただくようにご案内しました。

当家の方はご承知でも、親戚や知人の中には、全く工事のことをご存じ

なく、いつものように来てみたら、「あれ!お墓がない!」と

びっくりされた方もありました。

でも、そのおかげと言うと変ですが、初めて本堂へ上がったという方や、

ゆっくり見たのは初めてだけど、歴史を感じる、欄間の彫り物が素晴らしい!

など、嬉しい言葉が聞けました。

自分は分家して、お墓も別にあるけれど、2~3代前のお祖父さんのお墓が、

ここにあって、母から、忘れず大切にするようにと言われているので、

必ずお参りに来ますと、一家揃ってみえたかたもありました。

また、お盆も終わりに近い日の昼近く、若い男性3人が、

「本堂にお参りさせてください」と訪ねてみえました。

Tシャツに、膝丈パンツの夏休みスタイルで、帰省しているどこかの

お孫さんたちかな、と本堂に案内しました。

3人とも、とても丁寧に合掌し、お参りされているので「どちらの?」と

たずねると、「○○君のお参りです。」と、若くして亡くなった同級生の

名前を、口にされました。

8年前に亡くなった○○君のことを忘れず、毎年お盆には、

お墓と、自宅のお仏壇にお参りされるとのこと。

亡き人をご縁として、といいますが、

まさにこの若者たちを、本堂の阿弥陀様の前に導いてくれたのは

亡き○○君だったのです。

いつもとちがう、沢山の出会いを頂けた、有難い今年のお盆でした。
by 1000nog | 2013-08-19 15:27 | ☆お庫裏さんのひとりごと

結婚の日  母の思い

 
 私事ですが、4月21日、三男の忍が、京都の西本願寺で

結婚式を挙げました。

 これで、3人の息子たちは、それぞれに伴侶を得たことになります。

  「最後だし、三番目は特にかわいいと言うから、泣くわよ!

   ハンカチではたりないから、大判のタオル、持ってったら?」

などと、友達に、ひやかし半分に、おどかされました。

 当日は、気温は低めながら、前日の雨も止んで、挙式日和。

西本願寺安穏殿には、両親、兄弟、叔父叔母、従姉弟たちほか

親族が集まり、雅楽の音と共に、新郎新婦の入堂。

粛々と、式が進行していきます。

 仏前式ですので、皆で、お勤めをします。

 それまで、緊張しつつも、落ち着いた気持ちだったのですが、

『讃仏偈』をお勤めしながら、斜め前に座っている三男の、

色衣五条を着けた後姿を見ていると、急にこみ上げてくるものがあり、

涙が止まらなくなりました。


e0293217_19374033.jpg


 それまで、違う世界で、先の見えない精神的に苦しい時期を経て、

中央仏教学院で学び始めたのは、わずか2年前。

そこでの出会いが、このご縁となったのです。

 仏様に導かれた、ご縁でした。

 式中、忍の、亡くなった二人のお祖父ちゃんや、

小さいころから、忍を可愛がってくださった方々の面影が

心の中に浮かんで来ました。

                    合掌


e0293217_19384310.jpg
by 1000nog | 2013-04-28 22:50 | ☆お庫裏さんのひとりごと

見ごろです!

e0293217_11412267.jpg

    4月も、はや中旬。
   
    玄関前の、牡丹の花が、満開です。

    今年は、少し早目でしょうか。

    毎年、見事に花開いて、

    我が家だけではなく、ご近所も

    道行く人たちの目も

    楽しませてくれます。

    ありがとう!

e0293217_11353451.jpg
by 1000nog | 2013-04-16 11:43 | ☆お庫裏さんのひとりごと

恵信尼様のおたより

  さる3月27日、名古屋の芸創センターホールで、以前お知らせして
 いた、合唱の演奏会がありました。

 新実徳英作曲「組曲・恵信尼様のおたより」です。

 
 1年半ほど前、初めて楽譜を見た時は、
 「これを、歌えるようになるのかしら?」 と、正直とまどい、不安になり
 ました。リズムも、和音も、今までうたってきたものとは、レベルが違う
 複雑さでしたから。


 でも、歌詞は、以前から本で読んだり、お話で聴かせていただいた、
 なじみ深い、恵信尼様のお手紙そのもの。

 作曲家の新実先生は、そのお手紙の内容からイメージを膨らませ、
 こういう音楽を作られたんだ、そんなふうに思いました。


 この曲のために集まった合唱団は、贔屓目に見ても、平均年齢60代?
 総勢百五十人になろうかという大所帯。

 愛知、三重、岐阜、和歌山の各地で、普段は別々の活動をしていて
 数か月に一回、集まって合わせるだけ。しかも、本番は暗譜という
 気の遠くなるような話でした。

 
 しかし、結果から言うと、みんなの心が一つになり、無事
 歌い切ることができましたました。

 素晴らしい音楽の力。中心になって進めてくださった、
 コーラス萌木の響きさんの、パワーに感服です。


 聴きに来てくれた友人から
 「若い人には出せない、人生の深みのある歌声に、感動!
 熱い思いが客席まで伝わってきました。」との、感想をいただき、
 歌うことができてよかった、としみじみ思いました。


 メンバーの中には、様々な理由で、出演が叶わなかった人も。
 ここまで来られたのは、本当に有難いご縁と、感謝しています。
by 1000nog | 2013-04-01 21:54 | ☆お庫裏さんのひとりごと

どこかで 春が・・・


立春の 色彩

庭の侘助 春の先駆けに咲く やさしいピンクの椿です

e0293217_8214052.jpg


ご門徒のお宅で作られた菜の花

からし酢味噌和えにして いただきました

e0293217_822592.jpg

by 1000nog | 2013-02-05 08:40 | ☆お庫裏さんのひとりごと