カテゴリ:☆お庫裏さんのひとりごと( 15 )

今年のお正月は

 お正月といえば、お節料理。
 毎年、そんなに品数は多くないけれど、手作りしています。
  
 定番は、黒豆、紅白なます、数の子、サーモンマリネ、ブリ照り焼き、
 子供たちが好きだった、鶏のから揚げ、だし巻き卵、そして
 お煮しめは、しいたけ、里芋、蓮根、牛蒡、こんにゃく、梅の花に抜いた
 人参等々。

 お煮しめを作っているときの、台所のなんともいえない懐かしい匂いに
 「あゝ、お正月の匂いがする!」といったのは、どの子だったでしょう?
   
 から揚げは、揚げたてを、子ども達がつまみぐいして、
 随分量がへってしまったこともありました。

 お店に行けば、何でもある時代だけれど、できる限り自分で作りたい
 と思います。

 息子たちが、順番に家庭を持ち、家族が増えたので、若い人たちにも
 少しづつ、おすそ分け。

 作れること、そして食べてくれる人があること喜びながら。


e0293217_9314972.jpg

by 1000nog | 2013-01-04 20:40 | ☆お庫裏さんのひとりごと

新しい年

   明けましておめでとうございます
     今年もよろしくお願いいたします

    
   今年は、なんと!還暦。自分でも信じられないけれど、
   もうそんな歳になったのですね。
   昨年、同学年の友人たちと、還暦同窓会をしました。    
   気の置けない学生時代の友人との会話はとても楽しいものでした。

   気力も体力も、そして記憶力も下降線で、我ながらため息が出る
   時もあるけれど、コーラス、朗読の勉強、etcまだまだチャレンジ
   したいことがあります。
   「自分に残された時間」という言葉が、現実味をおびてくる年齢。
   あれもこれも抱え込まず、少しだけ我儘になって、優先順位を
   つけてみようかな、と思います。
   
   

    
 
by 1000nog | 2013-01-02 21:49 | ☆お庫裏さんのひとりごと

手を合わす

10月1日、岐阜別院で、岐阜教区寺族女性会の報恩講が、ありました。
寺族女性会、つまり、主に、おくりさん達の、勉強や交流の場でしょうか。

お勤めの後のご法話。ご講師は、なんと39歳の女性布教使さん。
家では、2児の母にして、おくりさんだそうです。

やりにくかったでしょうね。母や祖母世代の、
しかも同業者の前ですから。
でも、そんなことは全く感じさせず、はっきりと、
わかりやすく、また優しく話してくださいました。

その中から、心に残ったことを、書いてみます。


     手を合わす習慣のない家庭に
     手を合わす子供は 育たない

     
     『ありがとう』の反対語は 『あたりまえ』


     今すでにめぐまれてあることを
     拾って歩く(喜びを確かめる)生活が大切=ありがとう


     『拾う』という字は 手を合わすと書く


     仏法を 頭だけで聞くのは 理解
     私の全身 まるごとで聴かせてもらうのが 了解(りょうげ)


    
     たくさんの別れを経験するほどに 
     お浄土が にぎやかに 懐かしく思える


     お浄土は いのちのふるさと
     私の そしてみんなの命の還っていくところ



 今回のご法話、そして今までに聴かせていただいた、数限りない
 仏様のお話。その一字一句を覚えているはずもなく、聴いたそばから忘れてしまう私です。
 でも、なんだか、ありがたいなあ、という気持ちは、
 じんわりと体中にしみこんできます。
 そして、今日の空のように、さわやかな風が吹きぬけるのです。 
by 1000nog | 2012-10-02 22:29 | ☆お庫裏さんのひとりごと

夏から秋へ

日中は、相変わらず、厳しい暑さですが、日が沈むと、
虫の声が大きくなりました。
窓から入ってくる風も、涼しくて、
少しずつ、少しずつ季節は動いていると感じます。

お盆に、本堂に立てたお花の「ほおずき」、数日水に漬け、
日向において、赤い袋の部分を溶かして、
何度も水を換えて洗うと、葉脈と、中の種だけになりました。
しばらく、飾っておこうとおもいます。

e0293217_19435691.jpg

e0293217_21352215.jpg


カレンダーを見ると、秋は、いろんな行事が入っています。
夏バテ気味の、心と体を立て直し、そのための準備を
始めなくては・・・・・・
by 1000nog | 2012-09-03 21:53 | ☆お庫裏さんのひとりごと

終戦の日に思うこと

今年も8月15日(終戦の日)を迎えました。

 67年前のこの日、日本は、世界の沢山の国を相手に
 
 続けていた戦争に負けたのです。


 お昼の12時、お寺の鐘を撞きました。

 7月9日、8月6日、8月9日、そして15日。

 空襲、原子爆弾、そして戦争に駆り出され、

 日本を遠く離れた島や大陸で、

 命を落とさなければならなかった多くの方たち。

 日本人だけでなく、戦争によって亡くなった

 すべての方たちのことを想い、 鐘を、鳴らしました。


 私は、終戦から8年後に生まれたので、

 もちろん戦争体験は ありませんが、 

 両親は、生々しい体験をした世代です。

 父の、海軍の水兵姿の古い写真を見たことがありますが、

 父の口から、その体験を 聞いたことはありませんでした。

 もっと、色々聞いておけばよかったとも思いましたが、

 本などで、その兵隊生活の、すさまじい厳しさ、

 上級者からの 暴力、いじめなど読むと、娘には、とても

 話す気持ちになれなかったのだろうと、思っています。

 母は、大阪で、都市部の空襲の悲惨な状況を

 目の当たりにしたそうです。

 
 
 67年が過ぎて、戦争の記憶の風化が心配です。

 現に、若い世代は、8月15日が、何の日か知らない人が

 大勢いるのです。まして、

 12月8日(1941年)に、太平洋戦争が始まったことなど、

 知らない人のほうが 多いのではないでしょうか。


 8月15日は、お盆。

 12月8日は、成道会(お釈迦様が悟りを開かれた日)。

 いずれも、仏教にかかわりの深い日というのは 

 偶然かもしれないけれど、これからもずっと

 私の命が、そしてこの社会が、どういう歴史の上に

 今、あるのかを忘れないために、この日付を

 胸に刻んでおきたいと思います。


    『千万の いのちの上に 

      築かれし たいらけき世を 

              生くる かなしさ』

           (西本願寺 前裏方 大谷嬉子 作)

by 1000nog | 2012-08-16 11:46 | ☆お庫裏さんのひとりごと