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托鉢

今日おまいりにうかがったお宅でのこと。
孫さんが帰ってこられて、

「さっき知らん人が、隣の玄関の前で3人でお経読んどった!
 不気味やった~」

どうやら、近所を禅宗のお坊さんたちが托鉢にまわっておられたようです。
不気味やった~というのも、正直な感想ですね…

「昔は、日蓮宗の人が太鼓叩いて歩いとりゃーした(歩いておられた)し、
 ご詠歌を読んでな行かっせる(読んで行かれる)グループもあったし、
 冬は禅宗のお坊さんがきんさった(来られた)もんやで。
 さみぃーに(寒いのに)ご苦労さんってな、お布施さしてもらったもんやわ。
 今はそういうの少ないし、知らん人(ジンと読む)が多なったんやな」

つい何十年か前までは、身近なところに、いろんな宗教がありました。

お坊さんが町を歩いているのが、普通の光景だった時代。
みんなホントに貧乏だけど、できる範囲の布施をした時代。


私たちの、何かに対する感覚や反応、記憶。
その変化(断絶とも言える)が本当に大きいです。

ずうっと昔から続いてきて、
上の世代の人にとって当然でも、次の世代には奇妙ですらあるもの。

その中に、宗教も入っているんだな、と痛感させられた場面でした。


昔ながらの、世代を超えて共有できる感覚・言葉・雰囲気。
こういうものが無くなったら、こんな寂しいことはありません。

日常の中で、
季節や、音や、匂いなどと一緒にまじりあって積み重なっていくもの。
すごく、すごく大事です。

自分にできることを考えさせられました。
by 1000nog | 2012-08-27 16:59 | ☆若さんの右往左往

オキナワナイト

今夜は、またまた勝手にオキナワナイト。
ゴーヤチャンプルーに、ソーミンチャンプルー、もずくスープ。
うまい!
泡盛飲んで、三線聞いて、夏らしくすごそう。
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のはずが、なぜか…
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スコーン作りに。
甘くも柔らかくもない、硬派なスコーン。
これも、うまい。
by 1000nog | 2012-08-22 21:45 | ☆若さんの右往左往

キャンドルナイト

昨日今日は、隣の鵜飼ミュージアム敷地内で
「岐阜大好き祭り」があった。
大勢の子どもたちが来ていて、
みんな楽しそうだ。
町おこしって、こういうところから
始まるのが自然な気がする。

で、ウチも、キャンドルでナイト。
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by 1000nog | 2012-08-19 21:36 | ☆若さんの右往左往

終戦の日に思うこと

今年も8月15日(終戦の日)を迎えました。

 67年前のこの日、日本は、世界の沢山の国を相手に
 
 続けていた戦争に負けたのです。


 お昼の12時、お寺の鐘を撞きました。

 7月9日、8月6日、8月9日、そして15日。

 空襲、原子爆弾、そして戦争に駆り出され、

 日本を遠く離れた島や大陸で、

 命を落とさなければならなかった多くの方たち。

 日本人だけでなく、戦争によって亡くなった

 すべての方たちのことを想い、 鐘を、鳴らしました。


 私は、終戦から8年後に生まれたので、

 もちろん戦争体験は ありませんが、 

 両親は、生々しい体験をした世代です。

 父の、海軍の水兵姿の古い写真を見たことがありますが、

 父の口から、その体験を 聞いたことはありませんでした。

 もっと、色々聞いておけばよかったとも思いましたが、

 本などで、その兵隊生活の、すさまじい厳しさ、

 上級者からの 暴力、いじめなど読むと、娘には、とても

 話す気持ちになれなかったのだろうと、思っています。

 母は、大阪で、都市部の空襲の悲惨な状況を

 目の当たりにしたそうです。

 
 
 67年が過ぎて、戦争の記憶の風化が心配です。

 現に、若い世代は、8月15日が、何の日か知らない人が

 大勢いるのです。まして、

 12月8日(1941年)に、太平洋戦争が始まったことなど、

 知らない人のほうが 多いのではないでしょうか。


 8月15日は、お盆。

 12月8日は、成道会(お釈迦様が悟りを開かれた日)。

 いずれも、仏教にかかわりの深い日というのは 

 偶然かもしれないけれど、これからもずっと

 私の命が、そしてこの社会が、どういう歴史の上に

 今、あるのかを忘れないために、この日付を

 胸に刻んでおきたいと思います。


    『千万の いのちの上に 

      築かれし たいらけき世を 

              生くる かなしさ』

           (西本願寺 前裏方 大谷嬉子 作)

by 1000nog | 2012-08-16 11:46 | ☆お庫裏さんのひとりごと

8月

「如 是 我 聞」


お経は「如是我聞」から始まる

古代インド語経典の

「このように私は聞いた」の漢訳で

「我聞如是」ともいい

仏教経典の冒頭にある定型句である
    
    (中略)

「如是」は、聞かせて頂いた教えに

信順することで、「我聞」は

聞いたことを信じて疑わないことを示す

だから「如是我聞」は

「このとおりに、私は聞かせて頂いた」

と訳すべきか
      



     大乗7月号 辻本敬順師の文章より

by 1000nog | 2012-08-01 08:00 | ☆今月の言葉

いじめ

毎日のように新聞やテレビで、いじめの報道があります。

大津の事件がきっかけでしょうか。

いじめとはなんなのでしょうか?

殴る、蹴るの暴行、金銭の要求、自殺に追い込む・・

それはいじめなんかではなく、犯罪です。

昔からいじめはあった・・などというお年寄りがいますが、

現在の学校や子どもたちは、どうなってしまったのでしょうか?


作家で僧侶でもある、玄侑 宗久師が朝日新聞に投稿された

文章があります。

「誰かをひどく悲しませる過ちを犯すと、自分という

作品に決定的な亀裂ができる。君自身が自分を嫌って

生きることになる。他人に安易に同調するのはやめよう。

誇りを持ち、君の意志で君らしい作品(人生)を作り上げていけ。」


という「いじめている君へ」と題したものです。

いくら若くても、誇りを持ち、時にはひとりで歩む覚悟も・・

そう、それは真理を求めて歩む求道者の姿なのかもしれません。

by 1000nog | 2012-08-01 08:00 | ☆住職のつぶやき日記